1964年9月8日生まれ。「あさもとクリニック皮膚科」院長。
疾患が目に見えて改善していくのがわかることに魅力を感じて皮膚科医に。37歳で「あさもとクリニック皮膚科」を開院。40歳から積極的に運動を始め、現在は週1回のパーソナルトレーニングのほか、週2ペースでホットヨガへも通う。
私が皮膚科医になったばかりの頃は、美容皮膚科というジャンルはなく、病院ではビタミンCの内服薬を処方するくらい。当時は勤務医として仕事一筋に走り続け、自分自身のお手入れにも気を配る余裕がありませんでした。
30代になり、出産後もそれは変わらず…。子育てをしながら県病院に勤務し、週に1回は大学病院の勉強会に参加する中で、同期のドクターから「先生って、いっぱいシミがあって汚くない?」と言われたほど(笑)。ずっと「シミなんてメイクで隠せばいいや」くらいにしか思っていませんでしたが、その一言で目覚めました。
「美に関する悩みも医者が治すべきで、その方が患者さんも安心できる」そんな想いで開業して13年。皮膚科全般とともにメディカルスキンケアを併設し、シミ・そばかす・たるみ・シワ・くすみなど素肌のトラブルの治療のほか、肌にツヤとうるおいを与える水光注射や、ベビーコラーゲン療法なども行っています。
常に頭にあるのは「○○だから…」という思い込みはいけないということ。美容に遅い早いは関係なく、しっかりとした診断のもと、それに合った治療やお手入れをすることが何より大切だと感じています。そのために学び続け、新しい治療はまず自分がトライしてみて、痛みのレベルや内出血などのダウンタイムがどれくらいかを身をもって実感。治療効果とコスパを考え、納得できるものだけをクリニックに取り入れきました。患者さんに自分もやっているアピールはしないんですけどね(笑)。
40代までは子育て&仕事だけで、運動は一切していませんでしたが、患者さんをはじめ、老けない人を見ると、みなさん必ずと言っていいほどきちんと運動しているんです。だから私も運動するようになりました。患者さんに教えられることも多いです。
40代から50代になった今、それほど大きく変わったという自覚はまだありませんが、年齢を重ねていくと、その人の内面や生き様が容姿に現れるということはつくづく感じています。だからこそ、まじめに生きていかないといけないなと思いますね。